「エコノミークラス症候群」になった日から

深部静脈血栓症をエコノミークラス症候群をどれ程知ってるかな?体験者の私と一緒に考えてみよう…っね!v(^-゜)

震災と エコノミークラス症候群

3月11日午後2時46分、三陸沖でM9の地震が発生

東北地方太平洋沖地震東北関東大震災

 

とてつもなく強く巨大な地震

それによって起こった、大津波。・・・広範囲に渡って。

震源地よりもずっと遠くまで 被害が及び・・・

そして太平洋の向うのアメリカまで到達したとニュースで聞きました。

 

 

地震津波により 多くの尊い命の犠牲者がでました・・・。

また、帰る家も場所もなく、避難生活を続けなければならない人が、たくさんおられます。

 

今回の地震は、今までよりも大変大きく、津波だけでなく、

かなり広い範囲での被害が出ました。

避難所生活ではなくても とても不安で不便な毎日を

今も尚、過ごしてる方も沢山いらっしゃいます・・・。

 

 

 

 

 

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、

ご遺族の方、また、家族と離れたまま心配と不安の中でお過ごしの方、

怪我やご病気をお持ちの方々。。

 

助かった命を守ろうと頑張っていらっしゃる方々へ。。

 

 

どうか早くこの状態が治まりますように

少しでも回復に向かわれますように

安堵と 復興の日々が訪れますように・・・

応援とお祈りを申し上げます。。

 

 

 

 

 

 

この十数年の間に各地で大きな地震が続いています。

2年程前、「岩手宮地震」「岩手北部地震があったこと覚えてらっしゃるでしょうか。。

(これも震度6の大きな地震でした。)

それよりも約1年前(今から3年半前)には新潟県中越沖地震

16年前には阪神淡路大震災がありました。

 

私の記憶から・・・

阪神淡路大震災」の時は、その後のPTSDについて考えられることが多かった様な気もします。

 

そして、大きな被害をもたらした災害でした。。

起きたのが真冬の最中・・・長い避難生活。。

なかには血栓症になる方もおられたでしょう。

 

水害と違って、震災は帰る家を失うのが多いのです。

プライバシーもなく、仕方なく車中で寝泊まりという事もあります。

 

「新潟中越沖地震」の時も、その事をニュースで聞きました。

 

 

エコノミークラス症候群(俗名)と言われてるので、

すぐ思い浮かぶのは 飛行機と思われがちですが、

同じ条件、同じ原因を考えれば、震災の時もなり易いということです。

 

私の発症した血栓症の原因は、飛行機や震災などではありませんが、

 

ずっと同じ姿勢であることが多く、それにより運動不足ぎみ

日頃から水分補給が充分でなかった

トイレの回数も少なめだった

 

などという、共通の原因があります。

(私の場合は それプラス、子宮からの出血を続けてしまった事とストレスも・・)

 

 

ここで もう一度、被災時、避難時における体調管理に大切なこととして、UPしてみます。

 

現実に連日の報道でも聞きますが、食料も水も輸送・暖をとるための燃料も

そして、薬や医療に関するものも、大変不足している状態です。

水が不足しているから、衛生管理もとても難しい状態でもあります。

 

昨日、放送を見てましたら、『水分を補給』という事を聞きました。

 

 

今回や、阪神淡路の時の様に、寒い時期の災害もあれば、

新潟上越沖の時の様に、暑い時期もあります。

地震はいつ起こるか分からないですから・・・。

 

暑い時期だと、熱中症を心配して水分を意識しますが、

寒い時期だと、ちょっと気づかない事もありますね。

災害時に限らず、普段でも「熱中症」は夏だけとは限らない。

特に高齢の方は重ね着したり、暖かい所にいて体温の上昇にも鈍感になり易く

また、トイレの回数も減らしたいことで水分を摂らない様になって、冬に熱中症になる方もいます。

 

実は、この様にみてみると、血栓症とも共通する所があるようです。

同じ、一つの身体の事ですからね~。



ニュースでは・・・

過酷な寒さのせいで、折角 災害から助かった命も亡くなられてしまうという

とても残念なことを報道されてました。。

 

その時に、「水分補給」についても言ってたのです。

 

 

 

人間の身体に水分は7割は必要とか、聞いた事あります。

そして普段から、摂り入れて・・排出して・・の循環を繰り返してこそ

健康を維持できていると思うのです。

 

だから、暑さ寒さ、日常・非日常の関係なく、「水分」は必要なもの。

 

 

もし・・・よくない状態でいたら・・・?

水は不足(これは現実で仕方ない事でもありますが)

寒いから飲まない

寒いからトイレ回数も減らす(衛生面のこともあり) → 動かない、歩かない

じっとしている → 筋力も体力も低下

大きなストレスもありますが、身体を動かさない事で気力も出ず・・・

 

これだけ挙げても 悪循環しかならず。。

 

これだと、「熱中症」だって「血栓症」だってなり易くなります。

気持ちも・・・うつになっていきやすいでしょう。。

 

 

血栓症」の原因に、水分や運動の不足は、特に言われる事ですが、

過度のストレスも原因の中にあります。

というのは、普段の健康時には血小板は丸みがあるのですが、

過度のストレスでトゲ状の形となり、血小板同士つきやすくなるからです。

血小板が集まって付いてゆく → 血栓を作りやすい状態

 

ましてや、災害時では怪我をされてる方も多いかと思います。

怪我 → 出血 → 体内で血小板が止血しようと働く

災害時では、いろんなことが重なるものです。

だけど、怖がらないで・・・今の状態から少しでもリスクを減らすように・・・

先程から言ってる様に、「適度な水分補給、排出、適度な運動」は大事です。

 

 

今、被災地では医療関係者、従事者も足りていないと言われてる現状ですが、

何とか 避難所のスタッフ、または 避難の方たちのお互いの声掛けで

注意点なども分かるかも知れません。。

 

だけど・・・

断水や節電、避難所に行くほどでなくても不便と不安な毎日を過ごしている方が

特に今回の災害では多くいます。 広範囲です。

 

むしろ、そういう方に気づいて欲しい。

自分で自分を守れる範囲で暮らせていても・・・日常ではない。

特に高齢の方、ご家族や身内に、また近所におられる方に、教えてあげて欲しい。。

 

せっかく助かった、生きてゆける命を守って欲しいと願います。

 

 

 

もう一度、まとめて言います。

 

=水分補給の仕方=

 

一気に たくさん飲むのではなく、少しずつ こまめに何度も飲むこと

 

浸透性を高めるために、少量の塩分も摂取。(ミネラル分も補えます)

スポーツドリンク等が その様な成分です。(クエン酸も入ってるのは、疲れもとります。糖分はエネルギー。)

岩塩でもいいですし、梅干し、漬物を一つというのも良いです。

もし食べられるなら、お味噌汁などは具の栄養も摂れます。

 

お茶などは気持ちを落ち着かせることも出来ますが、

「水分補給」のためには「水+少量の塩分」にして下さい。

お茶などは、利尿作用が働きますから、トイレの回数の事だけでなく

脱水症状の方向へとなり易いです。 ご注意ください。

 

 

=適度な運動= 

 

身体に摂取した分は、食物、飲料ともに排出もあります。

その様な循環があるからこそいいのです。

トイレの回数は我慢しないで行ってください。

 

どうしても動きづらい方は、足首運動などしてみてください。

足首を反らす様に曲げ伸ばしをすると「ふくらはぎ」が伸び縮みするのを感じると思います。

深部静脈血栓症の治療中に医師から教えてもらった方法です。

深呼吸しながら、胴の曲げ伸ばしも有効です。(そこに下大静脈があるからです。)

あと、その場で 足の指だけで立つような姿勢の上下運動・・・つまり背伸びしたり戻したりの、

立った姿勢で出来る「足首運動」も有効です。

 

歩くこと出来る人は 歩いて下さい。

体操できる人は 体操して下さい。 全身のストレッチもいいですよ。

 

適度な運動によって、血流やリンパの流れを促すことになります。

少しずつ運動を重ねることは、体力、筋力を維持することにもなります。

(体力・筋力は、放っておくと どんどん低下する)

筋肉だけで血流など促せる体質になれば、体も温まり 汗も上手にかくようになります。

体力+体温(適温)上昇で、抵抗力、免疫力もUPと聞きます。(病気になりにくい)

 

精神面にもプラスです。(少しでも自信が持てるし、ストレス発散にも)

 

無理はいけませんが「適度」です。

 

 

そして、高齢の方々。

この様な状況で、外に出るのも不安、運動も不安、ということもあるかも知れない。

その場合は、身を寄せる所へと声を掛けてください。

身内、家族という場合もあるでしょう。

自治体でということもあるでしょう。

 

 

 

 

最後に・・・

これらの事は、災害時のみだけではなく、普段にも大事なことでもあります。

そして、老若男女すべての人にも大切なことと思います。

 

エコノミークラス症候群」にならない様にする行動は、

いろんな症状、病気なども防ぐことに繋がってる・・・そう思います。

 

 

 

どうか、皆様が元気で生きていけますように・・・!